今更ですがドラえもん見ました。ドラ泣きと言われているようですが途中から完璧な号泣でした。大人も楽しめると言われるドラえもん映画の名作鉄人兵団とかと違い,これはかつてドラえもんで子供時代を過ごしていた人が完璧に感情移入してしまう作品です。子供達は普通に面白い!と言っていましたが逆に大人が「本当にわかっているのか?あの部分があの作品で,あの部分があの。。。」と思わず熱くうんちく語ってしまうような構成。日本の男はみんなどこか自信が無く不安な少年がそのまま通過儀礼なく大人になる社会。イケメンだろうが,東大出てようがみんなどこかに「のび太」を抱えたまま強がって生きているんだよなあと思わずにはいられない。途中大人になった出木杉君が酒飲んでくだまいてるシーンなんか象徴的。描かれている未来にTOYOTAやPanasonicや森ビルがしっかり出てきますが,このピカピカの未来都市もある意味我々が少年時代に空想されていた未来であって,もうこんな風に少子高齢化社会になる日本がビルや空中道路に作り替えることも無理なんじゃないかと思うと「ノスタルジーな未来」なんだよね。

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