http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ28HKW_Y4A021C1MM8000/
セブン&アイ・ホールディングスが兼ねてから発表していたグループ企業の商品をネットから注文し,コンビニで当日に受け取れるようにするオムニチャネルの仕組みをいよいよ稼働させるようだ。アマゾンに勝つためには顧客が「欲しい商品を欲しいタイミングで望ましい方法で受け取る」ことで優位にたつしかない。現在我々は家の近くのコンビニで売っている商品すらわからない。アマゾンは確実に届けてくれる安心感でも勝っているのだ。在庫情報だけでもオープンになれば,アマゾンで明日届く前に安心してお店まで出かけて買いに行くことができる。「行って見るまでわからない」という流通業のこれまでの常識は情報流通の時代には通用しない。もちろん在庫管理,物流,会員管理,行動データ分析を整備しネットとリアルを統合したインフラの仕組みは巨大なプラットフォームとなり,もはや通常の小売りが追いつけるものでは無い。大再編の号砲はすでに鳴り響いている。