久しぶりに東武東上線のときわ台にゆかりのある人達と飲み会をやることになったのでときわ台に来た。4歳から12歳まで住んでいた街だが,43年振りに通っていた帝都幼稚園を訪れてみた。

まずびっくりなのはまったく変わらぬその姿。1936年に帝都学園女学校として設立されたが火事で焼失し,残った部分で1951年に幼稚園としてスタートしたが,今でもその木造校舎はそのままだ。

看板も当時のままだ。

この門は板橋区の文化財に指定されたらしい。

木造校舎も園庭もあの頃のまま。園庭で半ズボンの後ろに縄跳びの片方をさして,相手の縄飛ぶを踏んで取った方が勝ちというゲームを編み出し遊んでいた頃が鮮明に蘇る。ここまで変わらないともうこのまま是非残して欲しい。

当時はできたばかりの綺麗な図書館だったすぐ側の板橋区立中央図書館は逆に今では古さを感じる。あの頃エアコンがある家はまだ少なく,夏は冷房が効いていたので図書館に来るのが快適だった

スーパーよしやもそのまま存在。実はときわ台に引っ越して来た時はここは緑屋という丸井のライバルのような月賦百貨店で屋上の看板があったのを覚えている。1972年に今のよしやにリニューアルされた。緑屋は潰れたのかと思って調べて見るとなんと今のクレディセゾンだった!びっくり。

時々行っていた銭湯のときわ浴場は平成21年に廃業し,今は高齢者向けのディサービスセンターになっていた。でもちゃんと煙突と風呂場は残って使われているのが嬉しい。

子供にとってはお祭りの場所であり,異空間への入口であった天祖神社。ここもまったく変わらず時を止めていた。

駅もできた時と同じ駅舎のまま。駅前の感じも変わらない。36年振りに訪れた私をときわ台は「久しぶり」と優しく迎えてくれた。

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