7/7からINGRESSとのコラボプリペイドカード発売

ローソンが7/7から始めたMACHICafeのプリペイドカードを買うとINGRESSゲーム内のアイテムがもらえるキャンペーンで各店に10枚づつ配布されたようだがすでにどの店に行っても品切れ状態だ。

INGRESSというゲームは位置ゲームであり,リアルな街の象徴的な建物などがゲーム上のポータルという拠点になっており,それを奪い合って陣地を作るゲームだ。ローソンはお店自身がポータルになっていて,すでにINGRESSユーザーには馴染み深い存在だった。

しかし,これまでは多少のブランディングと店舗の位置を認識させる程度しかローソンのビジネスメリットがなかったところに,今回は一気にビジネスメリットを生むキャンペーンを投入した形だ。

今回1000円のプリペイドカードを購入するとAXAシールドというAXA生命が提供しているカチンカチンの固い防御アイテムがひとつゲットできたり,貴重なLEVEL8のレゾネーター10個など42個のアイテムが入手できることもあって,ネット上では一人で買い占めたという書き込みもよく見られる。

100万杯分のコーヒーが前払い

ローソンからすると対応店舗が1万店あるとして,1000円カードが一店舗10枚だから1億円分の前払いがイングレスだけであっという間に動いた計算になる。100円のコーヒーが1,000,000杯分だ。シェアで言うとセブンのコーヒー飲んでた人が半分はいるとしてセブンイレブンはイングレスのために50万杯分のコーヒーを失ったことになる。これからしばらくはイングレスユーザーはセブンに行っていたかも知れない人もローソンに通い,コーヒーを買うと同時にお弁当なども購入することになるのだ。

三菱東京UFJ銀行も利子がつくカプセル投入

先日は三菱東京UFJやソフトバンクも提携を発表し,店舗がポータルになったり,専用アイテムを投入している。中でも三菱東京UFJはしまっておくと利子がついてアイテムが増えるカプセルを投入しており,実ビジネスを想起しやすい形になっている。

こうしたゲームとビジネスを連動させる動きはゲームフィケーションとして数年前から話題になってはいるが,なかなか実ビジネスに明確に貢献できるものは少なかった。INGRESSは位置ゲームという性質上部屋の中でなく,外出している人がプレーヤーになる。外で移動している人を店舗に誘導することが行いやすいためビジネスメリットを生み出しやすい。今後の展開がますます楽しみだ。

正直イングレスユーザーがここまでいるとは思わなかった私は完全に出遅れ麻布十番の会社近辺では入手できなかった。あちこちのローソン行きまくった徒労感の逆恨みで販売再開まではローソンでコーヒー類は一切買わないストライキに突入させていただく寸前だっが京橋というINGRESSユーザー少なさそうなローソンにダメもとで行ったところようやくゲットできた。

*REVOLVER dino network 投稿 | 編集