日経MJ連載コラム奔流eビジネス。今回のテーマは充電課金インフラ「espot(エスポット)」。都市部であれば電波が入らないで困るところはほとんど無くなりつつあるが,一番困るのは電気。スマホもパソコンも電気が無くなるとただの重たいおもりになってしまうが,スマホは一日も持たないし,パソコンも大事な時に限って残りバッテリーが微妙になるものだ。そんな電気を街中でしっかり課金することでしっかり利用できるようにしようとするサービスの実証サービスが始まった。

このサービスはまだガラケー全盛時代の2005年に私自身も企画立案に参加し,当時電気自動車向け充電スタンドサービスを企画していた日本ユニシスと一緒に東京電力に提案したサービスである。その後震災もあり,10年の時間が流れたが,サービス化に向けてこつこつと努力を続けた東京電力関係者の方々の熱意がようやくこうしてサービスとして花開いたと言える。インフラサービスというのはやはり簡単なことでは無いが,世の中にとって求められているものを形にするために着実に頑張るユニバーサルサービスビジネスの人々の頑張りにあらためて敬意を表したい。

現在はQRコードやFelicaの専用プリペイドカードで課金する。本番サービスに向けて使いやすさについては改良がどんどん進んでいくと思うが是非本番サービス実現に向けても期待したい。

ノマドワーカーな人々やポケモンGOで電池がすぐになくなるような方々には是非一度使ってみて欲しい!

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