8月も終わりが近づき涼しい風にもう9月の足音が聞こえてきそうな今日お告げがあった。

みなさんは諏訪湖の御神渡りを知っているだろうか。諏訪湖の凍結した湖面に割れ目が入ると神様が通ったと言われる500年以上は続いている伝統的な神事だ。

そして今日私のiPhone5sに御神渡りが訪れたのだ。そう神様は私の手のひらからそっと引き離し,路上に舞い落とさせたのだ。気がつけばもうすぐ9月。そう神様は言っている「まもなくだぞ準備せよ」。やはり3s-4s-5sと来た私には6sは運命なのだ。

さあ5sの友達よ。時は来た。

日経MJ連載コラム奔流eビジネスの今回のテーマはファーストリテイリングとセブン&アイの提携の背景。私の記事を見たTHEPAGEからもインタビューを受けて記事になったので,ちょうど同じタイミングで二媒体から記事が配信された。

両社ともにまだ何も発表していないので推測が多いが,基本は柳井さんがこれまでのアパレルのSPA業態を越えるオムニチャネル型の新しいSPAモデルに挑戦しようとしているのでは無いかという仮説を軸に展開した。ユニクロでも欲しい時に欲しいサイズと柄の商品が以外と手に入らないが,アパレルだと考えるとそれでも従来より凄いレベルまで来ている。しかし,それをアパレルの常識を越えるレベルまで行きたいと考えているのでは無いだろうか。

そして,イトーヨーカドーの衣料品にもしファーストリテイリングが新しいPBを提供することが実現すれば衣と食における強者連合が誕生する。いずれにしてもインパクトの大きさからも両社の水面下の動きから目が離せない。

今日8月8日から二日間行われるCOACHのキャンペーンはなかなか凝ったO2Oキャンペーンです。まずLINEでCOACHの公式アカウントフォローします。次にスタンプをダウンロード。そしてLINEのアカウントでスタンプを送信すると今キャラバンカーがいる場所が返信されてきます。

今日は18時から表参道のCommune246にいることが判明。早速現地レポートするべく18時に現地に行ってきました!これがパープルカラーのキャラバンカーです。

こんなイケメンにカメラ目線されてしまいました。奧に見えるレインボーカラーのように,性別を超えてもよいと思える瞬間・・・。

これがアイスキャンデーです。味はストロベリー,メロン,キゥイから選べます!

そして裏を見て下さい。そうです。このアイスキャンデーは我らがAndecoのSHONAN POPsなのです!吉野の本葛を使った一流ブランドにも認められた味です!明日8月10日も渋谷スペイン坂からスタートしてアイスキャンデー配るそうなので是非みなさんLINEをフォローしてアイスキャンデーゲットして下さい!

セブン&アイへの反撃を開始するローソンと楽天の提携

今日の新聞紙面はセブン&アイとファーストリテイリングの提携が大きな見だしになっているが,日経BPのリークとして流れたこちらのニュースのインパクトも大きい。

何よりもポイントビジネスの提携はこれまで,基本的に一加盟店店がひとつの共通ポイントを使うという慣習で来た流れを一気に破壊する。しかもローソンはPontaを発行するロイヤリティマーケティングの中心企業である。

ポイントビジネスを巡る激しい動き

伏線はいつくもあった。まず楽天がリアルな共通ポイントに参入した時に組んだサークルK・サンクスはファミマとの経営統合を控えており,楽天ポイントからTポイントへの変更が予想されている。楽天としては共通ポイントの中でも重要なコンビニがポプラだけでは寂しい。何としてでも大手と組みたかったと言えるだろう。

もうひとつはローソンのdocomoとの提携だ。これによりDCMX利用でdocomoポイントが発行されるサービスを開始しており,すでにひとつのポイントだけというPonta独占から併用戦略へと切り替えを進めている。楽天の戦略としては併用歓迎なのだろう。それにより,すでにPontaやTポイント加盟店への楽天ポイントへの併用をどんどん進めていきたい考えだと思われ,今回はその一歩として非常にインパクトのある提携になる。

Pontaのロイヤリティマーケティング自体もリクルートポイントとの統合も発表しておりローソンへの過度の依存からの脱却の動きもある。

いずれにしても共通ポイントはオムニチャネル時代を迎え,大きな転換点に来ていることは間違い無い。新しい戦国時代への向かいつつあるのだろう。近々連載コラムの中でのテーマとして取り上げてみたい。

寿司でも食べようかなと沼津港まで行き,まあまあ普通の寿司を食した後に,ちょっと気になったので入った水族館が大ヒットだった。小さい水族館なのに1600円も入場料をとるので躊躇したがいやいや十分その価値はあった。

何より目玉はシーラカンスだ。今では捕獲が全面禁止されているシーラカンスを80年代に捕獲したものが5体も展示してあり,そのうち2体は冷凍保存で3体が剥製だ。

生きていないにもかかわらずその迫力には圧倒される。3億5千年前と変わらぬ姿で今でも海の奧深くで泳いでいるかと思うと凄いことだ。

剥製もいる。

今にも食べられそうな迫力はたまらない。

そして5年間何も食べないで生きていたことで話題になったダイオウグソクムシもわさわさいて,まるで宇宙からの侵略者だ。

オウムガイの群れは幻想的だ。

残念ながら深海のアイドルメンダコは秋まで展示していなかったが,是非またメンダコにも会いに来る価値のある水族館だ。ここは是非一度訪れて欲しい。

日経MJ連載奔流eビジネス今回のテーマは「味覚センサー」。様々な情報がデジタル化される中で我々の味覚をデジタル化することも進んでいます。今回紹介したAISSY社は慶応発の技術ベンチャーで社長の鈴木氏は最近味博士として色々なテレビ番組にも出演しているので知っている方も多いかもしれません。

味覚センサーが低コスト化し,進化することで食ビジネスのあり方も大きく変わるかもしれません。ご意見・ご感想お待ちしております。

こちらは味博士のブログです。かき氷のシロップは色と香料だけの違いで味は全部同じだった!など面白い分析結果が多数掲載されています。

成田山の一大イベント祇園祭に7月11日に行ってきました。

天国宝剣という平将門の乱を治めるために使われた伝説の剣で叩いてくれたり,奥の院という洞窟の中の大日如来を拝観できたりなどこの祭りの期間中限定のスペシャルなこともたくさん。

参道はたくさんのお店が並びます。

しかし今回何と言っても発見した最大のヒットはこのフローズン甘酒!甘酒の新境地を体験できた。是非他でも作って欲しい!元々江戸では発酵食品である甘酒は免疫力の衰える夏に飲まれていたという。夏は甘酒なのだ。

やはり体力の落ちる夏場のスタミナ食として江戸時代に平賀源内のマーケティングでヒットした鰻の成田山での有名店川豊も大行列ができていました。

千と千尋の神隠しを彷彿されるようなお店もありました。

久しぶりに東武東上線のときわ台にゆかりのある人達と飲み会をやることになったのでときわ台に来た。4歳から12歳まで住んでいた街だが,43年振りに通っていた帝都幼稚園を訪れてみた。

まずびっくりなのはまったく変わらぬその姿。1936年に帝都学園女学校として設立されたが火事で焼失し,残った部分で1951年に幼稚園としてスタートしたが,今でもその木造校舎はそのままだ。

看板も当時のままだ。

この門は板橋区の文化財に指定されたらしい。

木造校舎も園庭もあの頃のまま。園庭で半ズボンの後ろに縄跳びの片方をさして,相手の縄飛ぶを踏んで取った方が勝ちというゲームを編み出し遊んでいた頃が鮮明に蘇る。ここまで変わらないともうこのまま是非残して欲しい。

当時はできたばかりの綺麗な図書館だったすぐ側の板橋区立中央図書館は逆に今では古さを感じる。あの頃エアコンがある家はまだ少なく,夏は冷房が効いていたので図書館に来るのが快適だった

スーパーよしやもそのまま存在。実はときわ台に引っ越して来た時はここは緑屋という丸井のライバルのような月賦百貨店で屋上の看板があったのを覚えている。1972年に今のよしやにリニューアルされた。緑屋は潰れたのかと思って調べて見るとなんと今のクレディセゾンだった!びっくり。

時々行っていた銭湯のときわ浴場は平成21年に廃業し,今は高齢者向けのディサービスセンターになっていた。でもちゃんと煙突と風呂場は残って使われているのが嬉しい。

子供にとってはお祭りの場所であり,異空間への入口であった天祖神社。ここもまったく変わらず時を止めていた。

駅もできた時と同じ駅舎のまま。駅前の感じも変わらない。36年振りに訪れた私をときわ台は「久しぶり」と優しく迎えてくれた。

7/7からINGRESSとのコラボプリペイドカード発売

ローソンが7/7から始めたMACHICafeのプリペイドカードを買うとINGRESSゲーム内のアイテムがもらえるキャンペーンで各店に10枚づつ配布されたようだがすでにどの店に行っても品切れ状態だ。

INGRESSというゲームは位置ゲームであり,リアルな街の象徴的な建物などがゲーム上のポータルという拠点になっており,それを奪い合って陣地を作るゲームだ。ローソンはお店自身がポータルになっていて,すでにINGRESSユーザーには馴染み深い存在だった。

しかし,これまでは多少のブランディングと店舗の位置を認識させる程度しかローソンのビジネスメリットがなかったところに,今回は一気にビジネスメリットを生むキャンペーンを投入した形だ。

今回1000円のプリペイドカードを購入するとAXAシールドというAXA生命が提供しているカチンカチンの固い防御アイテムがひとつゲットできたり,貴重なLEVEL8のレゾネーター10個など42個のアイテムが入手できることもあって,ネット上では一人で買い占めたという書き込みもよく見られる。

100万杯分のコーヒーが前払い

ローソンからすると対応店舗が1万店あるとして,1000円カードが一店舗10枚だから1億円分の前払いがイングレスだけであっという間に動いた計算になる。100円のコーヒーが1,000,000杯分だ。シェアで言うとセブンのコーヒー飲んでた人が半分はいるとしてセブンイレブンはイングレスのために50万杯分のコーヒーを失ったことになる。これからしばらくはイングレスユーザーはセブンに行っていたかも知れない人もローソンに通い,コーヒーを買うと同時にお弁当なども購入することになるのだ。

三菱東京UFJ銀行も利子がつくカプセル投入

先日は三菱東京UFJやソフトバンクも提携を発表し,店舗がポータルになったり,専用アイテムを投入している。中でも三菱東京UFJはしまっておくと利子がついてアイテムが増えるカプセルを投入しており,実ビジネスを想起しやすい形になっている。

こうしたゲームとビジネスを連動させる動きはゲームフィケーションとして数年前から話題になってはいるが,なかなか実ビジネスに明確に貢献できるものは少なかった。INGRESSは位置ゲームという性質上部屋の中でなく,外出している人がプレーヤーになる。外で移動している人を店舗に誘導することが行いやすいためビジネスメリットを生み出しやすい。今後の展開がますます楽しみだ。

正直イングレスユーザーがここまでいるとは思わなかった私は完全に出遅れ麻布十番の会社近辺では入手できなかった。あちこちのローソン行きまくった徒労感の逆恨みで販売再開まではローソンでコーヒー類は一切買わないストライキに突入させていただく寸前だっが京橋というINGRESSユーザー少なさそうなローソンにダメもとで行ったところようやくゲットできた。

日経Bizgate連載コラムCMO戦略企画室の最新テーマはニューラルネットワークを多層化したディープラーニングの機械学習により急速に実用化が進んでいる人工知能です。ご意見ご感想お待ちしております。

昨日もグーグルが機械学習の成果としてコンピュータが「怒った」と発表して話題になっていました。知的作業も機械学習ができる分野であればどんどん人間から奪われていくことが現実的になってきました。

今回取材に応じてくれたアパレルの服選びのセンスを学習するアプリSENSYを運営するカラフルボードの渡辺社長ありがとうございました。ちょうどワトソンとの提携も発表されたところで話題です。

カラフルボードの渡辺社長(撮影は移転前のオフィス)

子供の頃にはあった未来

我々が子供の頃は未来を描く漫画などを読み,21世紀になれば都市の上空にはチューブ型の道路が張り巡らされていると普通に思ってた。でもそんな未来は簡単ではなくリニアモーターカーすらまだ開通していない。いつしかそんな未来が来ることは無いと思いながら大人を過ごしてきた我々にとってイーロンマスクという男の登場は衝撃だ。

火星に人類を送り込む,電気自動車の世界を作る。彼が次々と打ち出していくビジョンと事業は彼が夢想家ではなく,リアリティを持って実現していくビジネスマンであることを証明している。

そんな彼がまさに未来の都市にあったチューブ型の道路までもを実現させるためのコンペを開催しようと言うのだ。

イーロン・マスク、1200km/hの超高速交通システム、公募でデザインコンペ。日本からの参加はあるか? - ナレッジワーカーラボ

アメリカ時間の6月15日、イーロン・マスクの経営するSpaceX社が「ハイパーループ」のテスト用車体のデザインコンペを開始した。ハイパーループはカリフォルニアで計画している減圧したチューブの中を超高速(約1200km/h)で車体を走らせる新交通システムだ。
Hyperloop
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www.spacex.com
彼らは運行速度だけでなく、開発の超高速度化も意図している。そのために選んだ手段は「公募」。
対象は大学生でも民間の開発チームでも良い。2016年の6月にカリフォルニアのテストコースで人が乗れる実寸で走らせる車体を開発することが目標。何とわずか「1年」で形にしようとしている。これまでの交通システムの分野では考えられない桁違いの高速開発だ。
さらに、得られた知見・知財はテスラの電気自動車と同様にオープンソース化することも構想している。できるだけ早く社会に新技術が浸透し、この方式を世界のデファクトとすることを考えている。
情報格差や既得権にあぐらをかかず、ひたすらに実現の可能性と速度を追求する。実にイーロン・マスク的なイノベイティブな視点とスタンスでの開発だ。この新しいビジネスの進め方に喰らいついてゆく日本の知恵・会社はあるのか?とても興味深い
SpaceX Hyperloop Pod Competition
www.youtube.com
The New York Timesの関連記事

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ビルゲイツも挫折した衛星インターネット網テレデシック計画

かつて世界一の大富豪ビルゲイツですら挫折したのが低軌道衛星を活用したインターネット網だ。それさえも彼の手にかかればきっと実現しそうになるから凄い。

タイムマシンを発明して未来から来た男

もしかしたらイーロン・マスクこそ人類で初めてタイムマシンを発明することになるのでは無いだろうか。今の彼は自分が発明したタイムマシンに乗って未来から来た男であるとすれば全ての説明がつく。そう思わせるだけの人物だ。

これからのナレッジワーカーのあり方を追求するシンクタンク「ナレッジワーカーラボ」で私がファシリテーターを務めた座談会を開催しました。

ゲストにはアカデミック,外資,マッキンゼー,ベンチャーなどまさにナレッジワーカーとして多面的な活動をしてきた電通コンサルティングのディレクター森祐司氏と野村総合研究所時代の先輩で立命館大学教授の鳥山正博氏とナレッジワーカーラボのメインスポンサーのアクシスコンサルティングでトップキャリアアドバイザーとして活躍し,今のコンサルタントのキャリア事情に精通している伊藤文隆氏を迎えて「コンサルタントというキャリアの虚実」というテーマで放談しました。

今後全四回で掲載します。コンサルタントという仕事について広い目線でこうした議論が表に出てくることは珍しいと思います。是非ご覧いただき,ご意見ご感想を下さい。

座談会:コンサルタントというキャリアの虚実〜単に頭がいいだけの人と、社会を変える人との分かれ目とは?(第1回) - ナレッジワーカーラボ

第1回 ITベンチャーがコンサルタントを大量採用する本当の理由
知識と経験で企業の課題を解決していくコンサルタントはナレッジワーカーの代表的な職種である。近年は、コンサルティングファーム出身のコンサルタントだけでなく、メーカーや商社などにおいて専門性を磨いた後、コンサルタントとして活躍するケースも増えてきている。企業側も成長の加速のために、コンサルタントの知見を取り入れることに対して以前よりも積極的になっている。
活躍するコンサルタントはどのようなステップでキャリアを積んでいるのか、採用ニーズのトレンドは何か、給料等の具体的な話しも含めて4名で座談会を行った。メンバーはコンサルタントの最前線にいる電通コンサルティング 取締役シニア・ディレクター 森佑治氏、野村総研を経て立命館大学の教授をつとめる鳥山正博氏、コンサルタントをはじめとしたキャリアコンサルティングをてがける伊藤文隆氏、ナレッジワーカーラボ首席研究員であるコンサルタントのD4DR 藤元健太郎がモデレーターをつとめた。(全4回)
優秀な人材を活用する近道
藤元:日本でもコンサルタントという職種が増えてきているように思いますが、社会的に重要性が増してきていると思いますか。
鳥山:日本も増えてはいますが、アメリカのほうが数は圧倒的に多いですね。アメリカでは、日本では内製化したがる企業のプランニングの部分、企画や戦略をコンサルタントに依頼することが一般的だからでしょう。
立命館大学 教授 鳥山正博
藤元:アメリカのコンサルタントの働き方は主に2種類あります。ひとつは、コンサルティングファームに所属するコンサルタント。もうひとつはインディペンデント・コントラクターという独立系で、企業からプロジェクトを委託され、場合によってはその会社の名刺を持って動きます。アメリカは両方とも数多く存在します。
森:また、アメリカでは活躍する分野も幅広いですよね。以前インディペンデントのサイエンティストという人に会ったことがあります。彼はR&Dのコンサルタントをしていました。
電通コンサルティング 森 祐治
藤元:アメリカがプランニングを積極的にコンサルティングに外注する背景には、その部分をになう人材を採用・教育するより、コンサルタントに依頼するほうがコストは安いからでしょうか。
鳥山:確かに優秀な人を雇用することは、一般の会社では給料面から見て難しいという背景はあります。また、ゼロから育てても辞められてしまったらコストが無駄になります。すでに知識や経験のある人を、必要な時に市場で調達しても効果はかわらないとアメリカの多くの企業は考えるのです。
そして、アメリカでは経営者の流動性が高いので、一緒にコンサルタントも移動します。新しく移った会社でも戦略を実行してくれるコンサルタントが必要だからです。
鳥山:日本のコンサルタントの状況をキャリアコンサルタントの立場からどのように見ていますか。
伊藤:ひと言でコンサルタントと言っても、実は少し得意分野が異なります。日本でイメージするコンサルタントは経営戦略を得意とする人ですが、BPRの業務を得意とするアウトソーサー的なコンサルタントもいて、その数もかなり多い。
森:確かに、日本はIT出身のコンサルタントが多く、業務改善をしてコストダウンをするタイプのコンサルタントの比重が高いですね。
アクシスコンサルティング 伊藤文隆
ベンチャーがコンサルタントを採用する訳とは?
藤元:今は、どのような場面でコンサルタントが活躍していますか。
森:日本企業では消費材や自動車、オーナー系企業など、海外で闘うことを宿命づけられたところはコンサルティング・ファーム出身者を積極期に採用しています。日本国内だけを見ている会社で、コンサルタントをその能力を活かす形で採用しているところは、あまりないですね。
鳥山:引き抜こうとしても、給料が高過ぎて難しい。
藤元:成長するITベンチャーには、コンサルタント経験者が重宝されている感じがします。
伊藤:おっしゃるとおり、成長ステージに入ったインターネット系を中心とするITベンチャーには、コンサルタントのニーズが高い。特に、初期にイメージしていた経営計画よりも急成長した会社に必要とされています。コンサルタント経験者を採用して、組織整備を進めていくので、この場合はBPRが得意な人が適していますね。
藤元:ITベンチャーに採用されたコンサルタントは活躍していますか。
伊藤:全てが上手くいっているとは限りません。トップや経営層がコンサルティングファーム出身者の企業はコンサルタントの採用・活用が上手ですね。某大手インターネット企業もコンサルタント経験者をしっかり活用しています。そのあたりを意識して見きわめていくと活躍の場を広げていくことができるのではないでしょうか。
森:コンサルタントを使いこなせないITベンチャーの経営者も多いですよね。けんか別れしてしまう。
伊藤:最近のトレンドとして、ITベンチャーはコンサルティングファームの第二新卒を希望する会社が増えているんですよ。年収500~600万円程度で、頭の回転が速く、がむしゃらに働くストレス耐性のある人。
ディーフォーディーアール 藤元健太郎
藤元:確かに自社で新卒採用の手間とコストを考えると、間違いなく優秀で社会人としての教育もされている魅力的な人材を効率的に確保できそうですね。
鳥山:有名大学の学生は、新卒の時にベンチャーに関心を持たなくても、2~3年仕事をするとその魅力が見えてくるのでしょう。
<第1回 了>
> 第2回 求む「起業して失敗した人」
スピーカープロフィール
森 祐治
電通コンサルティング 取締役・シニアディレクター
国際基督教大学(ICU)教養学部卒業後、日本電信電話を経てICU大学院博士前期課程修了。同大の助手を経て、Golden Gate University, Graduate School of Technology Management(MBA)及びNew York University, Steinhardt School (Ph.D)へ奨学生として留学。早稲田大学大学院国際情報通信研究科博士後期課程単位取得修了。)
米国滞在中にベンチャー創業・売却を経験。日米のマイクロソフトを経て、マッキンゼー・アンド・カンパニーへ。その後、コンテンツ投資・プロデュース、国際展開支援を行うシンクの代表に転ずる。設立したファンドの償還に伴い、電通コンサルティングに参加。クライアントサービス全体を統括している。
鳥山 正博
立命館大学 教授
マーケティング / マーケティング・リサーチ / 商品開発
国際基督教大学卒(1983)、ノースウェスタン大学ケロッグ校MBA (1988)、東京工業大学大学院修了、工学博士(2009)。1983より2011まで(株)野村総合研究所にて経営コンサルティングに従事。 業種は製薬・自動車・小売・メディア・エンタテインメント・通信・金融等と幅広く、マーケティング戦略・組織を中心にコンサルテーションを行う。とりわけテクノロジーベースのマーケティングイノベーションと新マーケティングリサーチインフラの構築が関心領域。マーケティングリサーチ・メディア・小売領域でビジネスモデル特許出願多数。
藤元健太郎
ディーフォーディーアール 代表取締役
1993年からインターネットビジネスの研究を開始し,1994年に野村総合研究所で日本最初のサイバービジネス実験サイトであるサイバービジネスパークをトータルプロデューサーとして立ち上げた。2002年からD4DRを立ち上げ代表に就任。ITによる社会システム革新やマーケティングイノベーションに関わる多くのプロジェクトに関わる。最近では行動情報マーケティング,オムニチャネル戦略などをテーマにしたものが多い。青山学院大学大学院EMBA非常勤講師,経済産業省産業構造審議会情報経済分科会委員なども歴任。現在日経MJや日経電子版で奔流eビジネス,CMO戦略企画室などを連載中。
伊藤文隆
アクシスコンサルティング株式会社 エグゼクティブコンサルタント/執行役員
製造業で営業・企画・ブランドマネジメント・事業部マネジメント等を10年経験した後、コンサルティング業界に特化した人材紹介会社の立上げに参画。アクシスコンサルティング入社後も引き続きコンサルティング業界を中心としたキャリア支援に強みを持ち、特にマネージャ~パートナークラスの転職サポート実績が豊富。過去に転職サポートした方からの求人依頼も多く、独自のネットワークを築いており、コンサルティング業界からのEXITにも強みを持つ。

www.kwlabo.com

ナレッジワーカーラボ連絡先 knowledgeworker@d4dr.jp

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