セブンイレブンでのドーナツ販売開始とにわかに騒がしくなってきたドーナツ業界だが,昨年末に吉祥寺にフィンランドから来たドーナツ「Arnolds」がオープンしたらしい。昨日お土産でそのドーナツをいただいたが,シュガーはもちもちしていて個人的には「揚げパン」を彷彿とさせるところが嬉しい。揚げパンフリークには是非一度挑戦して欲しい。クリスピークリームの口の中で溶けてしまう感じとは対局の存在。そちらも好きだけど。

しかし,ドーナツ業界なかなか差別化をはかるのは難しい世界かなと感じる。セブンの攻撃を受けたミスタードーナツは何故かブルックリンというコンテクストで攻めてドーナツとは全然関係無いブルックリンジャーが流行ってしまい。ジャーサラダブームまで作ってしまったけど誰もこのジャーサラダブームがミスタードーナツにどれだけ利益をもたらすのかはいまいちよくわからないけど。

ちなみにセブンのドーナツは個人的にはダントツでホイップドーナツ。しかもセブンもようやく地域密着戦略を始めたので,メニューが地域によって微妙に違う。ホイップドーナツは全国で4種類もある。近畿,四国は白バラ牛乳のホイップドーナツで九州はジャージー牛乳のホイップドーナツ。九州のは是非とも食べてみたい!

なるほどの相関関係

この食べログの口コミ分析は面白い。結論としては低価格帯の料理には麻薬性を示す言葉と相関があり,高価格帯の料理には性的な連想をさせる言葉との相関が高いという分析だ。なるほどジャンクフードやB級グルメにはみんな犯罪行為的罪悪感を持ちながら食べているということが証明された。

「いけないことだと知りつつ・・・こんな時間にまた来てしまった。かなりやばい。」

確かにこうした表現はよく見かけるが,犯罪行為の懺悔にしか見えなくも無い。

「この舌の上に広がる感触は一生忘れないほどのエクスタシー」

これももはや官能小説のワンシーンとしか見えなくなってくる。
今後あらゆるジャンルで二極化が進む中で,低価格志向と高級志向それぞれ生活者心理の違うを分析することはマーケティング上とても重要になる。こうした分析手法はますます参考になるだろう。

広がるデータエンターティメント

先日も京都大学の研究レポートが話題になったがしっかりとした分析をもとにした役立つネタ作りは定番になりつつある。

最近は「しらべぇ」という博報堂のベンチャーが運営しているメディアもかなり面白い。データジャーナリズムならぬデータエンターティメントの世界も確実に広がっていることを感じる。

(写真の引用元は以下です)

www.bloomberg.co.jp

関係者によるとアマゾンは配送時間のさらなる短縮のため一般個人の自宅をアマゾンの倉庫にするアフリエイトプログラムを準備しているようだ。プログラムの内容は倉庫会員になると,アマゾンから定期的に周辺地域の住民がこれから買いそうな商品が送られてくるので,自宅で保管し,注文が発生すると庭に商品をセットする。ドローンがその商品を近くの注文主まで送り届けるという仕組みだ。そのため当面はドローンが離発着できる庭のある家庭が対象になる。すでに一部でテストユーザーの利用が始まっており,あるテストユーザーは「ある時自分で注文したら,自分の家にすでにあったのですよ。私が何を注文しそうかアマゾンにはお見通しだったということですね。その場で入手できるのでとても便利でした。調子にのって対応商品数を増やしたら今では家の半分以上がアマゾンのダンボールで埋まってしまいましたよ。近所の人からも頼りにされているみたいで嬉しいです」などの声がでている。

なお会員は万が一自宅で保管中に商品を水で濡らしてしまった時などのために保険料を払う必要があるが,ペットを飼っている人と小さい子供がいる家庭,プロレスが趣味の人などは保険料が高くなるようだ。将来的にはリフォームコストを負担する代わりに自宅の半分をロボット対応のアマゾン倉庫仕様にするプログラムの提供も計画しているようだ。

また激増している空き家の有効対策として,一部の自治体ではニートを空き家に住まわせて倉庫番ゲームをしながら倉庫番ができるという支援プログラムの検討もアマゾンと始まっており,空き家対策とニート対策の一石二丁ということでも注目されている。(産業部)

www.hanamaruudon.com

はなまるうどんの天ぷら定期券はユニークなビジネスモデルだ。はなまるうどんは丸亀などに比べてもかけうどんが激安であり,天ぷらなどのトッピングによる単価アップは必須のビジネスモデルだ。そこで天ぷらの利用を促すための施策でこれまでも何回か実施し,そのたびに話題になってきた。私もはなまるうどんファンであり,購入できるなら定期券は是非購入したいと思うが,こうした前払いでサービス権利をを販売することは経営的にはキャッシュフローの安定に繋がり,他社へのスイッチングを防ぐ効果もある。今後アップルペイなどのスマホ決済などが普及すれば,ユニークな会員アプリを色々提供できるのではないだろうか,さらに会員のロイヤリティや貢献度に応じたサービス特典を提供することもできる。米国では音楽の定額ストリーミングサービスが伸びている。ファストフードなどもファン向けにサブスクリプション型ビジネスモデルを提供し,顧客満足度とキャッシュフローの安定というモデルの提供の可能性はまだまだあるのではないだろうか。

日経MJ連載奔流eビジネス今回のテーマはハイレゾリューション音源。高音質なハイレゾ音源の拡大はハードウェア,コンテンツ販売の増加に期待がかかっている。お手軽に音楽を楽しむ現在に,再びこだわる人々を増やせるか。音楽業界の挑戦について書きました。ご意見ご感想お待ちしております。

今日は京橋でランチ。蒲田で有名な羽根つき餃子の歓迎を初体験。多忙な年度末の中満足度の高いランチを過ごせた。この東京スクエアガーデンはもーやんカレーや徳島の名店「青柳」の主人・小山裕久氏のプロデュースの獺祭バーなどなかなかいい感じのテナント誘致に成功している。東京は引き続き再開発が次々と進んでいる中,こうしたオフィスビルの飲食テナント誘致も競争が激しい。もはや普通のチェーン店では競争力もつけられないし,テナント企業の従業員の満足度を高める意味でも重要だ。東京には個性的な店舗がますます集積する一方ロードサイドの郊外はくら寿司などのチェーン天国化が一層進むのだろうなんて考えながら餃子をほうばる春日和のお昼だった。

http://tabi-labo.com/96910/anpanmanga/

2年前から話題になっていたらしいアンパンマンのトリュビュート漫画「ツブアンマン」。今回初めて見たがそのサイバーパンクな世界観に感動。我々は今後自分の身体をiPS細胞などにより再生させる再生医療の時代に突入しつつある。平行して身体の一部を機械化していくサイボーグ化も進む。一方でロボットが人間の知能や感情を持つアンドロイドも急速に進化しつつある。頭を取り替えるというアンパンマンの行為は決して漫画の世界のことではなくなるだろう。生命や知性のコピー&ペースト時代を考えさせられる。

今日は日本橋のサードウェーブコーヒー「MIGHTY STEP'S」で感動もののエチオピアを飲みながらMTG。

http://bizgate.nikkei.co.jp/article/84502611.html

日経BizGate連載CMO戦略企画室。今回のテーマはオムニチャネル化で重要になる体験価値。先日オープンしたブルーボトルコーヒー,アマンホテルなど体験価値を売りにしたサービスが日本をリスペクトしている傾向がある。おもてなしをシステム化,デジタルとの最適化を行うことで新しい競争力を生み出す可能性について言及してみました。ブルーボトルコーヒーの写真を提供してくれた大西さんありがとうございました。ご意見ご感想お待ちしております。

渋谷のもの作り系カフェFabCafeに初めて行きました。マシュマロカフェが美味しかったです。かわいいし。

今日はビッグサイトでリテールテックJAPAN2015。オープニングのセッション「進化するO2Oマーケティング」を担当しました。御登壇いただいた楽天酒巻さま,スポットライトの柴田さま,キタムラの逸見さまありがとうございました。昨年よりもさらに多数の方にご来場いただきまして非常によかったと思います。御質問お問い合わせなどありましたらお気軽にご連絡下さい。事務局の皆様も大変ありがとうございました。

http://www.gizmodo.jp/2015/03/_3d_10.html

3Dプリンターで作りながらの配送特許。 やはりここ最近のアマゾンは徹底的に素早く確実に届けることにとにかく命をかけているよね。PrimeNowとかドローン配達とか受注前予測配送とか全部そういうこと。パーソナライズとか人工知能とかよりも自分達のコアコンピタンスは「ロジスティックス」と決めているのかな。アマゾンが地域の共同倉庫とか作り始めてシェアモデルにも参入したら面白いのにな。

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